武田信玄 武田軍団の2つのムカデ衆とは
武田信玄率いる武田軍団には2つのムカデ衆が存在しています。
1つは信玄の口、耳となり戦場を駆け回り、
伝令を各部隊に生きて伝える使番衆としてのムカデ衆。
使番衆としてのムカデ衆は、
指令や情報を伝えるために生き残ることが前提であるために
猛者中の猛者が選ばれるため名誉ある役職でした。
もう一つのムカデ衆は、
特産物が少なく農地も狭い甲斐の国にあって、
武田軍団の資金源となった金山を掘る金山衆です。
ムカデは、鉱山・鉱脈を司るカナヤマヒコ神の使いであり、
多くの足が乱れること無く進むことから、
後退しない不屈の闘争心を象徴し、毘沙門天の使いとして、
財宝・金運・五穀豊穣と勝利の
ご利益があるとされ信仰されていました。